韓国旅行の通信手段として、いま最も注目されているのが「eSIM」です。
空港でWi-Fiルーターをレンタルしたり、現地SIMカードを差し替えたりする手間なく、スマートフォンにQRコードを読み込むだけで現地のデータ通信がすぐに使える、という手軽さが人気の理由です。
しかし、eSIMといっても種類は多く、「データ通信専用」と「電話番号付き」があることをご存知ですか?
本記事では、韓国旅行におすすめできるeSIMを、電話番号付きeSIMとデータ専用eSIM別に紹介していきます。

韓国旅行でインターネットの利用は必須!ストレスなく現地で調べ物ができるようにeSIMを選びましょう!
eSIMとは?韓国旅行で使うメリットと注意点
eSIMとは、スマートフォンに内蔵された仮想SIM(Embedded SIM)のこと。物理的なSIMカードを差し替える必要がなく、あらかじめ出発前にインストールしておけば、空港に着いた瞬間からインターネットに接続可能です。
iPhone XS以降、Pixel 4以降、Galaxy S20以降など ・デュアルSIM対応機種なら、日本の番号のeSIMと併用も可能です。



キャリアのSIMロックがかけられている場合は注意が必要です!ただし、2021年10月1日以降は、SIMフリーでの販売が義務化されたため最新の機種は特に心配する必要はありません!
韓国旅行でeSIMを使うと、次のようなメリットがあります。
- 出発前に日本で通信設定を完了できる
- 到着後すぐネットに接続可能(Wi-Fi探し不要)
- 荷物にならない
- 紛失・破損のリスクがない(物理SIM不要)
一方で注意点もあります。
- 対応機種が限られる(iPhone 11以降など)
- 1つのeSIMしか入らない端末もある
- 電話番号付きのeSIMでないとウェイティングなどの利用ができない
eSIMは非常に便利ですが、使うサービスによって用途や利便性が大きく変わってきます。
【電話番号付き】韓国旅行におすすめのeSIM
韓国旅行中、「韓国の電話番号があると便利だな」と感じる瞬間は意外と多いもの。
人気の飲食店やポップアップのウェイティングなど電話番号がないと利用できないことも。



最近はメールアドレスでウェイティングできるところも多いですが、いざというときに電話番号があると安心ですよ。
ここでは、電話番号付きのおすすめのeSIMを紹介します!
WOWPASS eSIM
プラン例 | アプリ購入 | 3日間/18,000KRW 4日間/23,1000KRW 5日間/27,500KRW 7日間/35,000KRW ※最大90日までプランあり ※最大40%キャッシュバックキャンペーン中! |
カードとセット購入 | 3日間/2,200円 4日間/2,550円 5日間/2,850円 | |
電話番号 | あり | |
通信回線 | SKT | |
通信速度 | 4G LTE 100Mbps | |
データ容量 | 無制限 | |
受取場所 | アプリで完結 |
WOWPASSは、韓国旅行で必須とも言えるプリペイドカードを提供しているサービスです。
決済機能のみならず、eSIMはもちろんT-moneyやペダル(出前)、銀行送金など、旅行で役立つ機能がたくさん詰まっています。
韓国の010番号が付与され、SMSの受信や電話の発着信の利用が可能です。※発信にはチャージが必要
レストランやポップアップの順番待ちや緊急の連絡にも役立ち、旅の質が一段アップします。
既にWOWPASSを所持している方は、アプリからe SIMの購入が可能で、まだWOWPASSを持っていない人は、カードとセットになったプランを事前にAmazonで購入しておくのがおすすめ!
- 価格重視で電話番号付eSIMが欲しい人
- 現地で電話やSMSを使いたい人
- WOWPASSを使用している人、使用したい人
LGU+ eSIM


プラン(Data + 通話) ※3日以上でT-Moneyカード付き | LTE | 1日間/6,500KRW 2日間/12,000KRW 3日間/18,000KRW 4日間/23,000KRRW 5日間/27,000KRW ※最大90日までプランあり |
5G | 1日間/9,500KRW 2日間/15,000KRW 3日間/25,000KRW 4日間/30,000KRRW 5日間/34,500KRW ※最大90日までプランあり | |
電話番号 | あり | |
通信回線 | LGU+ | |
通信速度 | LTEまたは5G | |
データ容量 | 無制限 | |
受取場所 | Data + 通話プランは空港で受取が必要(仁川・金浦・金海) |
韓国大手通信キャリアLGU+のeSIMは、現地のスマホと同じ品質の通信ができるのが魅力。
通話もSMSもバッチリ使えるので、「ちゃんとつながる」安心感が欲しい人にぴったりです。
公式サイトは日本語対応で、初めての人にもわかりやすいのも嬉しいポイント。
電話番号付きのプランに関しては、空港でeSIMインストール用の用紙を受け取る必要があるので、注意してください。
- 通信の安定性を重視したい人
- 大手キャリアで安心したい人
Amazonで買えるeSIM
最近では、Amazonでも韓国旅行向けのeSIMが簡単に手に入るようになりました。出発の直前でもスマホからすぐに注文でき、購入後すぐに届くQRコードを読み込むだけで設定できる商品も増えています。
また、Amazonならレビューも豊富なので、実際に使った人の評価を見ながら自分に合った商品を選ぶことができます!



このeSIMは受け取り後、インターネットよりパスポート情報の登録が必要なので、忘れずに!
【データ通信専用】韓国旅行におすすめのeSIM
「通話やSMSは使わない、ネットだけ使えればOK!」という方には、データ通信専用のeSIMがおすすめです。
設定も簡単で、旅行前にスマホへインストールしておけば、到着後すぐネットに接続できます。
ここでは、料金・使いやすさ・サポート体制などを総合的に見て、初心者でも安心して使えるデータ専用eSIMを厳選してご紹介します。
Airalo


プラン例 | LGU+ | 30日 無制限/9,500円 |
10日間 無制限/4,900円 | ||
짱 Jjang(KT) | 7日間 1GB/700円 | |
15日間 2GB/1,100円 | ||
30日間 3GB/1,400円 | ||
電話番号 | なし | |
通信回線 | LGU+、KT | |
通信速度 | 最大5G | |
データ容量 | 1GB~20GB、無制限 |
Airaloは、世界中で利用されている人気のeSIMサービスで、韓国旅行にも対応しています。
アプリ操作がシンプルで、eSIMの購入からインストール、データ残量の確認やチャージまで、すべてスマホひとつで完結できます。
韓国専用プランも複数用意されており、数日間の旅行から1ヶ月の滞在まで、自分に合ったプランを選べるのも嬉しいポイント。価格も比較的手頃で、初めてeSIMを使う方にも人気です。
また、アプリやサポートは英語表記が基本なので、ある程度の英語スキルがあるとよりスムーズに利用できます。
総じて、「韓国でのデータ通信だけ使えればOK」という人には、コスパと使いやすさのバランスが良い、おすすめのeSIMです。
コスパ重視&旅行先でサクッとネットだけ使えればOKな人
Klook eSIM


プラン例 | 3日間 無制限/940円 5日間 無制限/1,357円 1日間 500MB/100円 7日間 1GB/204円 7日間 3GB/457円 7日間 5GB/980円 ※最大30日プランまで |
電話番号 | なし |
通信回線 | SKT |
通信速度 | 5G |
データ容量 | 500MB〜20GB、無制限 |
Klookは、韓国旅行者に人気の現地アクティビティ予約アプリ。
実はeSIMの購入や管理も、同じアプリで完結できるようになっており、「交通手段やチケットの予約と一緒に、通信プランもサクッと用意したい!」という方には非常に便利です。
旅の準備をまとめてしたい人にとってはとても便利です。
ツアーチケットなどもKlookですべてそろえる派の人
HISモバイル(Trip SIM)


プラン例 | 無制限 3日間/2,000円 無制限 5日間/3,260円 1日1GB 3日間/686円 1日1GB 5日間/950円 1日3GB 3日間/1,589円 1日3GB 5日間/2,214円 ※最大30日間 |
電話番号 | なし |
通信回線 | LGU+、SKT、KT |
通信速度 | 4G |
データ容量 | 1日ごと1GB〜3GB、無制限 |
「海外SIMって難しそう…」という初心者さんにぴったりなのがHISモバイル。
HISという旅行会社が提供しているサービスなので、日本語対応がしっかりしている安心感も大きな魅力。初めてeSIMを使う人や、海外SIMに不安がある方にとっては特に心強い選択肢です。
旅行前にスマホにQRコードを読み込むだけで使い始められるので、「急な旅」「準備の手間を省きたい」人にぴったりです。
通話やSMSは使えませんが、ネット通話アプリなどでカバーすれば、旅行中の連絡にも問題なく対応できます。
eSIM初心者で日本語対応で安心したい人
Nomad eSIM


プラン例 | 3日間 無制限/1,630円 5日間 無制限/2,519円 7日間 無制限/3,408円 7日間 1GB/889円 30日間 5GB/2,074円 ※最大30日プランまで |
電話番号 | なし |
通信回線 | SKT、KT、LGU+ |
通信速度 | 5G |
データ容量 | 1GB〜20G、無制限 |
eSIMに慣れてきた人に好評なのがNomad。見た目も使い勝手も洗練されていて、旅行者向けのプランも充実。
旅行日数や使いたいデータ量を細かく調整できるので、「自分の旅行スタイル」に合わせた選び方ができるのも魅力です。
地域別対応eSIMも販売しており、例えば日本、韓国、中国どこでも通信できるプランなどもあります。
国を跨いで旅行する方でも1つのeSIMで済むので、安心です。
スマホ慣れしているeSIM中級者
トリファ


プラン例 | 3日間 無制限/2,970円 7日間 無制限/5,990円 3日間 1GB/790円 7日間 3GB/1,960円 15日間 3GB/2,360円 ※最大60日プランまで |
電話番号 | なし |
通信回線 | SKT、LGU+ |
通信速度 | 最大5G |
データ容量 | 1GB〜80G、無制限 |
日本発の海外旅行向けeSIMアプリで、世界200カ国に対応し、韓国旅行でも即日通信開始できる便利なサービスです。
特に「eSIMは初めて…」「サポートが日本語じゃないと不安」という方にとって、24時間日本語サポートや直感的なアプリ操作によって安心して利用できる点が最大の魅力。
データ通信に特化した設計のため、シンプルにネットだけ使いたい人にぴったり。余計な機能がないぶん、初めてでも迷わず利用でき、韓国旅行中の通信手段として十分に活躍してくれます。
SIMの設定に慣れていないeSIM初心者
eSIMと物理SIMの違い
韓国旅行でネットを使うなら、「eSIMがいいの? それとも物理SIM?」って迷いますよね。
どっちもスマホで使うSIMだけど、実は使い勝手がけっこう違うんです。
ここでは、その違いを簡単にわかりやすく解説します!
物理SIMは「差し替えが必要な昔ながらのSIM」
まず物理SIMは、スマホの横からピンでカチャッと開けて入れるあの小さなカードのことです。
韓国旅行だと、現地でSIMを買って入れ替えることでネットや通話が使えるようになります。
しかしながら・・・
- いちいち差し替えるのが面倒
- 日本のSIMを抜いて保管しておく必要がある
- 小さくてなくしそう…
このように、物理SIMを利用すると不便に感じる部分も多いです。



いつも物理SIMを使っていると、eSIMってよくわかりませんよね。
eSIMは「スマホに入ってるデジタルSIM」
eSIMは、物理的なカードがいらないタイプで、スマホの設定からQRコードを読み込むだけでSIMがインストールされます。
しかも、事前に購入しておけば日本にいるうちに設定までできるので、韓国に着いたらすぐネットを使うことができます。
さらに、iPhoneやPixelなどのデュアルSIM対応スマホなら、日本の電話番号とeSIMを同時に使えるのも便利ポイント。
普段利用しているサービスにログインなどをする際にSMSの認証が必要な場合でも、日本の番号をONにしておけば受け取ることができます。
ぶっちゃけeSIMが圧勝!
「難しそう」って思うかもしれませんが、実はeSIMはとてもシンプルです。アプリやQRコードでポンっと設定するだけ。しかも、SIMカードををなくす心配もありません。
eSIMに慣れると、物理SIMに戻れなくなる人も多いです。
最近は韓国のeSIMも種類が豊富で、通話付きのプランもあるので旅行プランに合ったeSIMが見つかるでしょう!
eSIMとWi-Fiレンタル、どちらを選ぶべき?
韓国旅行の通信手段として注目されているeSIMと、従来のポケットWi-Fi。
どちらを選ぶべきか迷う方のために、それぞれのメリット・デメリットを旅のスタイル別に比較していきます。
手軽さで選ぶなら、圧倒的にeSIM
eSIMの一番の魅力は、スマホにQRコードを読み込むだけで通信が使えるという手軽さ。
返却の必要がなく、端末も増えないので、荷物がとにかく少なく済みます。
さらに、日本にいる間に設定を済ませておけば、韓国に着いた瞬間からインターネットが使えるのも便利。
空港でタクシーを呼んだり、翻訳アプリをすぐ使いたい人にはぴったりです。
一方で、ポケットWi-Fiのデメリットは…
- 専用端末の持ち歩きが必要
- 本体とスマホの両方の充電が必要
- モバイルバッテリーも持つと荷物がかさばる



「できるだけ身軽に旅したい」という人には、eSIMが断然おすすめです。
複数人で使うならWi-Fiルーターが便利
家族旅行や友達とのグループ旅行の場合、ポケットWi-Fiの方がコスパが良くなるケースがあります。
Wi-Fiルーターは1台で複数台のスマートフォンを同時に接続できるため、通信費を1つにまとめられます。
たとえば3人で3つのeSIMを契約するよりも、1台のWi-Fiルーターを共有する方が、結果的に割安になる場合もあります。
eSIMは基本的に1人1回線なので、複数人での共有には向いていません。eSIM1つのみ契約してテザリングで複数人利用するという方法もありますが、テザリングを行う端末のバッテリー消費が早くなってしまいます。
また、テザリングもWi-Fiも接続できる範囲が限られているため、別行動など少し離れた場合には通信ができなくなってしまう点は注意が必要です。
通信品質はどちらも大差なし
「eSIMは電波が弱いのでは?」という心配をされる方もいますが、最近のeSIMは韓国大手キャリア(SKTやLGU+など)の回線を使用しており、通信エリアや速度はWi-Fiルーターとほとんど差がありません。
ただし、スマートフォン側の性能によってはeSIMの受信感度に影響が出ることもあるため、なるべく新しい機種を使うことをおすすめします。
特にeSIMはiPhone XS以降、Pixel 4以降などに対応しており、古いスマホだとeSIM非対応のケースもあるため、事前にチェックしておきましょう。